〜〜なんでも、いろいろ日記 2010〜〜
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カウンセリングに関することや、気づいたことを綴ります
1/7/2011
2010年 7月 / 8月 / 9月 / 10月 / 11月 / 12月 2011年
2010年12月25日(土) | |
老い | |
今年最後の「いのちの絆塾」でした。 生老病死の中の、今日は 人生の段階における高齢期についての身体面,精神面やそれを含む生活環境全体のお話でした。 私は、まだ達していないからどこまで理解できるだろうか・・・と、聞きました 塾頭自らが老いを迎えての体験や心境や心構えを話されました。 ・長寿社会において、61歳から新しい人生の始まり ・70歳からは余生ではなく予生(まだ、予定が立てられる) なるほど・・・ ・高齢者への態度として、年齢や性別にこだわらず、人間としての対応を! 人としてあたりまえのことですが、省みました・・・ 後半は『いのちを深く考える〜死の看取り〜』というテーマを塾生同士で考えました。 |
![]() ===雪道=== ずっと続く、足跡がいっぱい |
2010年12月12日(日) |
うつ・鬱 |
今日は「感情(気分)障害への理解と対応」というテーマの勉強会に参加しました。 患者数が増えているうつ病(うつ症状,躁状態)に重点をおいた講義でした。 〜ピックアップ〜 ![]() @人は誰でも悲しいことや失敗を体験すると、落ち込んだり憂うつになるが、多くは時間がたてばもとに戻る。 ところが、落ち込んだ気分が長く続き、生活に支障が出る場合を「うつ病」という。 有病率:50人に1人 生涯有病率:15人に1人 女性は男性の2倍 A本人も周囲も気づきにくい 本人は無理をするので、周囲が先に気づく場合が多いらしいです Bうつと不安は80〜90%合併する 動悸、発汗、窒息感、胸の痛み、涙もろくなるなど情緒が不安定になる 発症前に、早めにうつ状態に気づき、まずは話してみましょう。 「フロー」ではあなたがどんな問題に困っているか、丁寧に聴きます。一緒に考えましょう。 |
2010年12月11日(土) |
ありがとう療法 |
人には、情緒を安定させるための3つの欲求( 愛されたい、必要とされたい、認められたい )があります。 それを一度に満たす言葉「ありがとう」を毎日20回以上声に出して他人に言う ことでポジティヴ心理学のキーワードである自分と他人両方の幸福感,安らぎ感を得られます。 ![]() ![]() 森田療法の感情の法則・・・感情に対しては意思の自由はない(コントロールできない)が、行動には意思の自由がある! 交流分析の肯定的ストロークを伝えることがいかに大切か・・・など、通じるものを感じました |
2010年11月27日(土) |
交流分析 |
日本交流分析協会北陸支部 記念講演会に参加しました。 国際TA協会教授 繁田 千恵 氏 テーマ「絆〜心をつなぐ交流分析」の講演がありました。 カカウンセリングに交流分析を取り入れる具体例が参考になりました。 その後、家庭,教育,職場,地域,看護・介護の5分野の分科会に参加して、日常生活で交流分析をいかに活かしているか、という会員さんの発表を聴きました。 交流分析・・・楽な気持ちで生きられる人間関係の心理学 『過去と他人は変えられない。変えられるのは‘ エゴグラムが知られてますが、自己理解と気づきを得るための、いろんな自己分析法を用意してます。 ![]() |
2010年11月26日(金) | ||
心理過程 | ||
![]() ===銀杏の葉=== 塾の帰り道、濡れた地面に重なって 落ちているイチョウの葉 街灯に照らされた黄色の絨毯の上を 歩きながら 「葉っぱのフレディー」を思い出しました。 |
今夜は 「いのちの絆塾」でした。 ターミナルケアの観点からキュプラー・ロスや心理学者の各説比較しながら講義を受けました。 〜内容〜 ・人の「生」から「死」に至る普遍的心理過程の5段階説 ・自分の余命の予見,描写過程 ・死の受容能力のある人の性格特性8種 ・対象(愛する人や大切な人)喪失の悲嘆の過程 死に至る人を目の前にした時の自分を想像しました。 自分=1人称(自分がそうなったらどうだろう・・・) 相手=2人称(大切な人がそうなったら・・・) 他人=3人称(世間一般の人の場合はどうだろう・・・) 2.5人称の関係 |
2010年11月23日(火・祝日) |
児童虐待 |
11月は児童虐待防止推進月間です。 今日は「子ども虐待の予防と子育て支援について、今、思うこと」というテーマの講演会に出席しました。 講師は児童精神科医、慶應義塾大学病院小児外来院長の 渡辺 久子 氏です。 先生が長年、臨床で見てきた虐待の現状・・・ 現代社会・地域・家族・母子との葛藤の中でのたくさんすぎる課題・・・ 問題が爆発してから介入する・・・その前に察することはできないか?察せられる社会づくり・地域づくり 、目の前の一人の人間として何ができるか・・・ 苦しくて静かで熱い講演でした。 |
2010年11月20日(土) | |
音楽療法 | |
金沢医科大学神経精神科講師の 北本 福美 氏の研修会があり、スタッフとして参加しました。 テーマは「音楽療法の日常への活用」です。 氏は医療に音楽を取り入れる音楽療法を専門とし、石川県臨床心理士会の会長もされています。 私たち対人援助に関わる者は自分の精神状態が程々の良い状態でなければいけません。そのための自己メンテナンスとして音楽を活用する方法を教えてもらいました。 心が弱っているときは自分を客観的に見ることはできません。 メンタルテンポ(個人それぞれが最も自然で快適を感じるテンポ)を知ることにより自分の精神状態を客観的に計測する方法やそれを臨床で活用する方法。 音のない時間の中で耳の感度を上げ、イメージの中で音を聞くワークを行いました。 先生の声がゆったりと心地いいテンポでした。 |
![]() ===晴天の晩秋=== 公園の中を歩いていました。 見上げたら、まっかっかの楓! ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。 どんな音が聞こえますか? |
2010年11月13日(土) |
勉強会 |
昨夜は勉強会でした。 2か月に一度行われるカウンセラー同士の勉強会で、6人が集まりました。 内容は、出席者の一人が、実際行ってうまくいかなかったカウンセリングの事例を提供し、それについて皆で話し合う「事例検討」を行いました。 (もちろん、守秘義務にのっとり個人情報など十分考慮したうえでの提供です) どうすれば、クライアントさんに共感できるだろうか・・・ この時、こういう質問をすれば、どうだっただろうか・・・ ポイントをおさえながらそれぞれの、受け止め方や対処の仕方をディスカッションします。 他の方の意見を聴くことにより、カウンセラー自身の自己点検にもなります。 私も含め、皆さん真剣です。 |
2010年11月6日(土) | |
出会い | |
今日はあかりプロジェクトの発起人である Iさんとお昼ご飯をご一緒しました。 あかりプロジェクトのご紹介 摂食障害に苦しむ方々の回復サポートを切り口に、できるだけ多くの方が、のびのびと、希望を持って生きられる社会を目指し、生きづらさの問題に取り組んでいくプロジェクトです。 http://info.future-butterfly.net はじめてお会いしたにもかかわらず、今まで取り組んできた経緯など惜しみなく聴かせて下さいました。 ありがとうございます。 ![]() |
![]() ===今年の秋に出会う=== 青空とお日様に誘われて、金沢市卯辰山の林道をぶらぶらハイキング! ガードレール下の雑木林に、ブナシメジのようなキノコの株があちこちに!! これ食べられるのかなぁ? |
2010年10月30日(土) | |||
死生観 | |||
午後から、「いのちの絆塾」でした。 2週間前に出された『死生観』に関する読書感想文の宿題の発表会となりました。 出席者は自身の経験をとおして、語りたい気持ちでいっぱいの様子です。 (それを聞いて考えるうちにどんどん、ぼやけてきてわからなくなってきました。) 死は必ず訪れるもの・・・死を思うと、生を思います。 そのことを考える期に会に感謝します。 |
![]() 7月15日 「フロー」の窓からの 蓮畑 |
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![]() 10月30日 同じ窓から見た 蓮畑 |
2010年10月23日(土) | |
職場復帰 | |
労働者健康福祉機構 メンタルヘルス対策アドバイザーの 菅野 由喜子 氏 の勉強会がありました。 テーマは「実践的職場復帰支援のありよう」です。 この勉強会は厚労省自殺防止先駆事業として対人援助者向けに行ったものです。 本人、家族、上司、同僚、担当医や産業保健スタッフ、人事労務担当者 それぞれの立場からの連携や対応について、具体例を交えてお話されました。 〜ピックアップ〜 ![]() @久しぶりの出社に対する不安 最初の一週間継続すれば大丈夫。 まずは、一週間出社することを目標にしてみては・・・!? A周囲の忙しさや、自分が貢献できないという気持ちにじっくり耐える。 たとえば、帰宅の際、「周囲より早く帰ってすみません」ではなく、 「配慮してくれてありがとう、今日は帰ります」と考えてみましょう B本来の役割を果たすことは無理だと実感してもあたりまえだと思う。 最初から挽回できないのはあたりまえ 自分に、そう思っていいことを許可しましょう 不登校の生徒の再登校にも応用できますね・・・参加されたスクールカウンセラーより |
2010年10月16日(土) | |
課題 | |
午後から、「いのちの絆塾」でした。 塾頭より人間の課題である『生老病死』や『生きざま、死にざま』『”いのち”とはなにか?』についてのお話がありました。 その後、死生観について書かれた本を渡され、その本の感想を2000字程度にまとめ、2週間後に提出するという宿題がでました。(2週間の期限はチトきびしい〜) 体験学習は二人ひと組になって、人同士の横の間隔や上下の間隔(立って、座って、対峙して相手を見る)を観察したり、その時の心の間(ま)を発表し合う ということをしました。 同じ課題を与えられても身体表現は違うんです。 ![]() (あたりまえだけど、あたりまえのことが不思議で、おもしろい・・・違いを発見したり、同じを見つけたり・・・ね) |
2010年10月10日(日) | |
リラックス法 | |
リラックス法の学習のため 大友 順治 氏 の研修を受けました。 テーマは『ストレスとリラクセーション』です。 前半は ストレスと身心相関理論や自律神経の働きを学習し、後半は リラクセーション法の実践をしました。 リラクセーション法は身心相関の理論に基づき、身体側に働きかけるリラックス法です。 そして、9月3日に記した脳内伝達物質であるセロトニンの活性を促す作用もあります。 自律訓練法やイメージ法,漸進的筋弛緩法などありますが、正しい腹式呼吸ができることが基本です。 いつでもどこでも簡単にできる自己ケアとして呼吸法をマスターすれば、身心の緊張感を和らげ、日常的なストレスや苦痛を緩和することができるでしょう ● ○ ● ○ ● ○ |
2010年9月26日(日) | |
自殺防止先駆事業 | |
一般の人たちを対象として行った街頭調査の結果をいろんな角度から統計し、仮説、考察するという内容で 村田 進氏 の講演会がありました。 この 自殺防止のためのアンケート調査を手伝った者として、何が見えてくるのだろうか・・・と思い、出席しました。 この講演は厚生労働省自殺防止先駆事業の一つとして行われたものですが、私も微力ながらこの事業に加わっています。 |
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2010年9月25日(土) |
ジェンダー |
大手門学院大学 心理学部教授 中村このゆ氏 の研修会に参加しました。 テーマは『最近のジェンダーの問題とメンタルヘルス』です。 ジェンダーとは社会,文化的な男・女(女・男)の性役割のことで、生物学的な男・女の性(セックス)とは違います。 クライアントの悩みの中には自身のジェンダー観による問題も多く、 カウンセラーとして、それについて何らか気づいていただけるようなアプローチができているだろうか? 私自身のジェンダーバイアスを知り、ピュアな気持ちで言葉掛けができているだろうか? と振り返る機会となりました。 |
2010年9月13日(月) |
研修 |
昨日は、グループスーパービジョンを受けてきました。 内容は、スーパーバイザーの元、参加カウンセラーがマルチロールプレイを行う、というものです。 それは、1人がクライアント役をし、残りの者は持ち時間が与えられ(昨日は5分) 次々と交代してカウンセリングを引き継いでいく、というものです。 いつものことですが、このロールプレイはとても緊張します。 日頃カウンセリングを行っている方々の前でカウンセリングを披露するわけですから・・・ でも、普段見ることができない他の方のカウンセリングを見聞きできるので、 学びの多い研修となりました。 ![]() |
2010年9月12日(日) |
自殺予防週間 |
9月10日はWHOが定めた自殺予防デーです。10日から16日は自殺予防週間です。 昨日は、その関連事業の講演会に参加してきました。大きなテーマは「大切な命支え合う」です。 第一部は、作家の曽野綾子氏の講演でした。 テーマは『人間の命というもの』です。 〜印象に残った言葉〜 ・「死にたい人はちょっと待って、死ぬ時がきたら死ねます。 きっと、ご希望が叶います」 ・「人間は全てのものから学ぶ」 ・「苦しみを知らない人に苦しみはわからない」 第二部は、精神科医師、司法書士、福井県東尋坊で自殺防止活動に尽力している 茂 幸雄氏らの座談会でした。 テーマは『絆は孤立を防ぐ』です。 〜印象に残った言葉〜 ・「自殺企図者は追い詰められて逃げ場所がない。 逃げ場所を死後に求めている」 ・「お金のことで命をかけてはいけない。 経済問題は必ず解決できる」 ・「うつ状態、周りの方が気づいてあげる。声掛けの勇気を」 |
2010年9月11日(土) |
勉強会 |
昨夜は勉強会でした。 2か月に一度行われるカウンセラー同士の勉強会で、毎回5、6人が集まります。 内容は、主に出席者のだれかが、行ったカウンセリングの事例を提供し、そのカウンセリングについて皆で検討しあう事例検討です。 (もちろん、守秘義務にのっとり個人情報など十分考慮したうえでの提供です) 一つの事例に対しての考え方や感じ方、受け止め方や対処の仕方をディスカッションします。 また情報交換の場でもあります。 昨夜は福岡市で開催された日本電話相談学会に出席された方の報告がありました。 「問題解決」についてアメリカで考案されている新しい考え方や技法の報告でした。 |
2010年9月3日(金) |
運動と抑うつ |
昨日の≪運動部の生徒、「抑うつ」になりにくく≫の補足です。 脳の中の神経伝達物質であるセロトニンが減少するとうつ状態が生じます。 このセロトニンは気分をリラックスさせ、落ちつかせる作用があります。 リズムを刻む単純な動作(運動)を繰り返すことによりセロトニンの分泌が増えるらしいです。 ジョギングやウォーキング、ガムを噛むなど 5分くらい続けるだけで効果があるそうです。 そういえば・・・ 貧乏ゆすりや指でコンコン机を叩く無意識の動作。 それは、イライラ気分や不安な気持ちを落ちつかせるために身体が意思に関わらずセロトニンの分泌を促してるんじゃないかな。 ![]() |
2010年8月17日(火) |
いのちの絆 |
「いのちの絆塾」 石川県内のカウンセラーや対人支援に従事している十数名が集い、不定期に行われる勉強会です。私はここに一期生として参加しています。 今度、塾生の自由投稿を募った形の小冊子、「いのちの絆」を発刊します。 母はもう存在しないのに、使っていた物に匂いが確かに存在しているのです。想いはすっと消えてしまうのに、匂いの中に母は確実に存在しているのです。 「いのちの絆」創刊号 塾生、K.Nさんの『母の死に思う』より抜粋 K.Nさんだけが分かる、不思議でいとおしいいのちの絆。 絆は目に見えないし触ることもできないけれど確かに知覚できる。 嗅覚は視覚や聴覚に比べると、記憶を呼び起こす作用が強いという説があります。 誰もが、ふとした匂いに遠い存在がよみがえる事ってありますよね。 |
2010年8月8日(日) | |
夏の中 | |
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昨年、ベトナムへ旅行しました。 ホーチミン市の戦争証跡博物館を巡ったときのことです。 ベトナム戦争での惨状の写真を目にしながら 私は 「『枯葉剤』を使ったアメリカに対し、ベトナムの一般市民はどのような気持ちなのか、正直なところを聞かせて下さい」 と現地添乗員のミンさんに遠慮気味に質問してみました。 彼は 「日本と同じ。あなた方も広島に原爆落とされたね」 「アメリカに対しては悪感情はない。 過去を教訓にして平和の尊さを忘れてはいけない」 と片言の日本語と人懐っこい笑顔で応えてくれました。 原爆慰霊祭の中継をテレビで見ていて、 そのことを思い出しました。 |
能登島に住んでいる野生のイルカ。 お母さんイルカに寄り添い泳ぐ赤ちゃんイルカの顔が見えます。 わかるかな?
2010年7月27日(火) | |
はじめまして | |
今日からホームページをアップします。 「フロー」の林です。 当カウンセリングルームは蓮畑に面してます。 お盆の頃はまるで極楽のようです。(行ったことも見たこともないですが・・・) 今が見頃です。 |
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