〜〜セルフヘルプ・グループ(自助グループ)発足にあたり・・・はやしの思い〜〜

幼いころから空虚感があり、
いつも漠然と「死」を考えていました。
その後、いろいろあり、カウンセラーになる勉強をする過程で
自分がAC(アダルトチルドレン)だと知りました。

以前、私が苦しんでいた頃、自助グループを探しましたが、
北陸地方にはありませんでした。一番近いところで長野県にありました。
苦しいのに、そんな、遠方まで行けない。。。
(アルコール依存や犯罪被害者の会や障害者家族の会のようなのはありましたが・・・)
アダルトチルドレンの事を書いた本には、回復の過程では自助グループや、仲間との分かち合いが大切だと書いてあります。
でも、自助グループなんてない。都会にしかないんだ、とがっかりした記憶があります。
それから自助グループを発足することが一つの目標となりました。

機能不全家族(家族として機能していない家庭)で育った子供は、
本来、無条件に愛され認められることで育まれる 自分を愛することや 自己存在OKの感覚を得られないまま大人になります。
ですから、自己肯定感が低く自分が悪いと思い込んだり、存在することに辛さを感じたりします。
自己信頼感が持てないため自分自身も他人も信じることができません。

回復の過程は、まず、ACであると自覚することです。
自身を責めるのではなく
「今までの生き辛さは私のせいではないんだ。
生き延びるためにそうするしかなかった 今まで私を守ってくれたインナーチャイルド(満たされることのなかった子供の心)がそのまんまになってて、
今でも泣いてるんだ。」と・・・
その、いとおしいインナーチャイルドに気づくことがスタートです。
自分が脅かされることのない安全で安心できる場所で
子供の頃禁止していた感情や心のモガキを嘆き、言いたかった言葉や思いを聞いてもらい、それでも自分を受け入れてくれる人が居るのだ、と体感すること。
そして、自分を許し(Allow)、ありのままを受け入れてゆく。

だけど、長年慣れ親しんだ自分の心癖は、行ったり来たり、下がったり上がったりで簡単には変わってくれません。
でも、焦る必要はないのです。
そんなときはメンバーと分かち合いにグループに訪れる。
私自身、話を聴かせてほしいし分かち合いたいクライアントの一人でもあります。

いろんな自助グループの形があると思いますが、
自分の心の傷のカサブタを剥がしたり、傷口を確かめたりする場所でもあるわけですから、安心できることと、傷を広げないために介入できるファシリテーターが必要だと思っています。
メンバーとして、時にはピアカウンセラーとしてして、サポートしてゆきます。
心の状態によっては心理カウンセリングをおすすめするかもしれません。

当時の私がこんなかんじの自助グループがあったらな・・・
という希望のもとで発足しメンバーを募集しています。

   ・希望を得ることができる場

   ・言葉を得ることができる場

   ・弱さをみせることができる場

   ・変だと思われない場

   ・勇気を得ることができる場

どうぞ、お気軽にお問い合わせください。 
 

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